重要なお知らせ: 業務用エアコンの修理は、電気工事士の資格が必要な作業を含む場合があります。安全のため、ご自身での作業に不安がある場合は、必ず専門業者にご依頼ください。感電や機器の故障の原因となります。
日立製業務用エアコンのエラーコード5は「母線電圧低下」を示しています。これは、エアコン内部の特定の電圧が正常範囲を下回っていることを意味します。このエラーが発生すると、エアコンの運転が停止したり、出力が低下したりする可能性があります。
まずは、ご自身で確認できる点から見ていきましょう。
エラーコード5の自己診断手順
- 電源の確認: エアコンの電源が正常に供給されているか確認してください。ブレーカーが落ちていないか、コンセントが抜けていないかを確認します。
- 電圧の確認 (可能な場合): テスターをお持ちの場合は、エアコンに供給されている電圧を測定してみてください。ただし、電気工事に関する知識がない場合は、この作業は行わないでください。
- 室外機の確認: 室外機に異常な音や振動がないか確認してください。
- 一時的なリセット: エアコンの電源を一度切り、数分後に再度入れてみてください。これでエラーが解消される場合があります。
ハーネスの取付け不良の確認と対処
エラーコード5の原因として、ハーネスの取付け不良が考えられます。以下の手順で確認してみてください。
注意点: 作業前に必ずエアコンの電源を切り、感電防止のために絶縁手袋を着用してください。自信がない場合は、専門業者にご依頼ください。
- ハーネスの場所の特定: エアコンの内部(特に室外機)には、複数のハーネス(電線束)があります。エラーコード5に関連するハーネスは、電源回路やインバーター回路に接続されているものが多いです。
- ハーネスの接続状態の確認: ハーネスのコネクタがしっかりと接続されているかを目視で確認します。緩んでいるコネクタがあれば、カチッと音がするまで押し込んでください。
- ハーネスの損傷の確認: ハーネスに断線、被覆の剥がれ、焦げ付きなどの損傷がないか確認します。損傷がある場合は、ハーネスの交換が必要になります。
ハーネスの接続不良を修正してもエラーが解消されない場合は、次のステップに進みましょう。
電解コンデンサーの交換 (高度な知識が必要)
警告: 電解コンデンサーの交換は、電気回路に関する高度な知識と技術が必要です。感電の危険性も伴いますので、専門業者に依頼することを強く推奨します。ご自身で作業を行う場合は、自己責任でお願いします。
電解コンデンサーは、エアコンの電源回路やインバーター回路に搭載されており、電圧を安定させる役割があります。経年劣化により、コンデンサーの性能が低下し、母線電圧低下を引き起こすことがあります。
- コンデンサーの特定: 回路図を参照するか、専門業者にアドバイスを求めて、問題のあるコンデンサーを特定します。
- コンデンサーの取り外し: 古いコンデンサーを取り外します。コンデンサーには極性がありますので、取り外す前に極性を記録しておいてください。
- 新しいコンデンサーの取り付け: 新しいコンデンサーを、古いコンデンサーと同じ極性で取り付けます。
対処法: ハーネスの接続不良の修正、または電解コンデンサーの交換後、エアコンの電源を入れ、エラーが解消されたか確認してください。
修理が必要な場合の判断基準
以下のいずれかに該当する場合は、ご自身での修理は困難ですので、専門業者にご依頼ください。
- ハーネスの接続不良を修正してもエラーが解消されない場合
- 電解コンデンサーの交換作業に自信がない場合
- エアコン内部の部品に損傷が見られる場合
- エアコンの保証期間内である場合
- 上記以外にも、ご自身で解決できない問題が発生した場合
専門業者に依頼する際は、エラーコード5が発生した状況を詳しく説明し、事前に見積もりを取ることをお勧めします。
業務用エアコンの修理は、安全第一で行ってください。ご不明な点があれば、お気軽にご質問ください。

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